機械規則（Machinery Regulation）の提案がされました。
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現行の機械指令（Machinery Directive 2006/42/EC）に置き換わるものとして 機械規則（Machinery Regulation）が欧州議会、欧州理事会へ提案されました。
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_21_1682
https://ec.europa.eu/docsroom/documents/45508
規則（Regulation）は発行されるとEU全ての加盟国で即時に強制力があり、各国の裁量は効かない法令となります。
必須安全要求に関わる部分に関して主な変更内容を抜粋しました。
変更箇所の抜粋
- Machinery / the machinery が the machinery product と置き換わった
- must が shall と置き換わった
- 本文中の this Directive が this Regulation と置き換わった
- 本文中の Community Directives が Union legislations と置き換わった
- 全体的に箇条書きの項目に文字または番号が与えられた
- 適合宣言書の要素としてテクニカルファイルコンパイラの要求がなくなった
- ハイリスクの機械製品として「24. AIシステムを含む、安全機能を確保するソフトウェア」「25. 安全機能を確保するAIシステムを組み込んだ機械」が追加された
- 安全部品の指標リストに「18. AIシステムを含む、安全機能を確保するソフトウェア」「19. 農薬を含む危険物や物質からオペレータやその他の人を保護するために、機械のキャビンに組み込まれるろ過システム、およびそのようなろ過システム用のフィルタ。」が追加された
- 1.3.7項のタイトルに「psychological stress」 「心理的ストレス」が加わった
- 1.3.7項に心理的ストレスに関する内容の段落が加わった
- 1.5 項 Risk due to other hazards が Risk due to other causes と変更された
- 1.5.12項 レーザーに関する要求の「should」が「shall」に置き換わった
- 1.5.13項 有害物質の排出に関する要求に「captured」「捕獲」が追記された
- 1.6.2項 操作位置やサービスポイントへのアクセス要求に救出に関する内容の段落が加わった
- 1.7.4項 取扱説明書に関する要求にデジタル型式に関する記載が追記された
- 1.7.4.2 (c)項 EU適合宣言書に関する要求に関して、宣言書のコピーを取扱説明書に含める代わりとしてEU適合宣言書へアクセスできるインターネットアドレスも許可された
- 1.7.4.2 (r) 項 「機械製品の設計と使用を考慮して」 という表現が加わった
- 1.7.4.2 (u)項 騒音測定の 整合規格が適合できない場合の文章が書き替えられた
- 1.7.4.2 (u)項 騒音低減機械製品に関する記載が加わった
- 1.7.4.2 (w)項 有害物質の排出に関する(w)項が加わった